高遠町歴史博物館 特別展

高遠町歴史博物館では、12月16日まで
第40回特別展 「砲術家阪本天山展」開催中です。

高遠ぶらり「旧高遠城之真景」の中にもランドマークがある阪本天山。
彼は、今から230年ほど前の安永7年(1778)、高遠藩士・阪本天山によって開発された「周発台」の試射が高遠の地で行われました。
「周発台」とは近代大砲の要素である駐退複座機能を備えた大砲のことです。
この当時の西洋にもない画期的なもの、西洋において同様のものが開発されるのがこの30年程後になり、世界に先駆けて「周発台」を発明したのが高遠藩士・阪本天山なのです。
阪本天山は、高い学識ももち、多くの門人を育て、藩校・進徳館へと繋がる「高遠の学」の礎を作った儒学者としても知られています。

砲術家阪本天山は、高遠藩においての業績のみならず、長州藩や平戸藩などの西国諸藩にも天山に師事する者たちも多くいました。
のちの明治維新にも多大な影響を与えた人物であります。

世界に誇る高遠の偉人阪本天山に触れられる機会です。
ぜひ、お越し下さい。

伊那市立高遠町歴史博物館
長野県高遠町東高遠457
TEL:0265-94-4444
開館時間:9時~17時(最終入館16時30分)
休館日:12/3・10
入館料:一般400円、小・中学生200円

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