◆ “高遠ぶらり” trivia 001. : 中村不折
さて、冬の間は高遠ぶらりの街歩きも一休み。
そこで、桜の季節のヴァージョンアップまでの間、高遠ぶらりの隠れたtriviaをひとつづつご紹介します。
第一回は”中村不折”「我が輩は猫である」の挿絵を描いた男。
◆”高遠ぶらり”trivia 001. : ”中村不折”「我が輩は猫である」の挿絵を描いた男
アプリの「高遠ぶらり」という文字、実はただの書ではありません。
正岡子規、森鴎外、夏目漱石らと親交をもち、漱石の「吾輩は猫である」の挿絵を描いた男、高遠が生んだ芸術家 “中村不折”の文字を合成した、特製”不折フォント”です。
「高遠」の文字は今も伊那市立高遠町図書館に掲げられている「高遠図書館」という額からとったもの。
「ぶらり」は不折の「七體いろは」の手本からとってきた書影です。
不折の独特な書体は型破りで魅力的。不折の「龍眠帖」の書を見ると”不折リュウミンfont”がほしくなります。
「高遠ぶらり」に掲載の地図「不折を知って高遠を歩こう(2011)」は高遠高校芸術コースのみんなが取材した高遠のまちなかに今も残る不折の書のロケーションマップです。
書が好きな方、「高遠ぶらり」で街歩きをしながら不折の字をたどりませんか。